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「七人の侍」
監督・黒澤明
主演・三船敏郎

 日本映画の一つの、到達点ですね、、、。
 いや、世界映画史でも多分埋もれることなく記載されるでしょう。
 黒澤さんがすごいのは、これだけにとどまらず、
若い頃から、ドラマと絵作り、音楽にもけっこうこだわってますが、
いわゆる映画、ドラマツルギーで見せる映像表現というものを
娯楽作品としても、質の高いものを提供をしようとしたことが
伺えます。
 これ、私なんかが、テレテレ書くより、高名な方の読むか
前知識無しで、どかーんと見て、衝撃を受けてください。
黒澤作品ってけっこう配役固まっているので、
こういう使い方してるのかとか、見るほど思いますが、
 これだけは、そんなの関係ないですね。
 雲待ちしたり、家一軒こわしたりとか、撮影にはいろんなEpiがありますが
 それだけ、一切妥協しなくてアイアン・ジムと呼ばれた、
ジム・キャメロンと同じく、映画に対して真摯に取り組み妥協しなかったということです。
又、これを支えたのが、なんとハリウッドスタイルで
徹底的にスタジオ、プロデューサーサイドでコントロールする
東宝だったてのもある意味皮肉です。
あの東宝でさえ、黒澤さんには好き放題させたというほうが正確なのかもしれません。
 改めて、みて思うのは、結局のところ、
 リアルさとドラマですね、、。

  個人的なこと書かせてもらうと、これで何回目見たことになるのだろう、、。
一番最初は、高校生でまだシネコンのない時代に
生誕のアニバーサリーかなんかで、中規模のロードショー型の映画館で
ディレクターズカットの一番長いやつを見たんですね。
トーキーとか悪くて、何言っているのかわからないところも
あったけど、とにかくすごかったのだけは、覚えてますね、、。
映画から受ける衝撃という意味では、高校生ぐらいでみたのがよかったのかも、、。
 当時は、やっぱり木村功さんじゃないけど、久蔵の宮口精二さんに憧れたなぁ、、。 

 うちの親父は、ジョン・スタ―ジェスの大ファンで荒野の七人を
わんわん私に言ってましたが、比較にならないですよ。
 そこから、翻って、「マグニフィセントセブン」も見てないけど、、。

 書き出すと止まらないので、何も書きません。

☆☆☆☆☆