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「トレニング デイ」
監督・アントワーン・フークア
主演・イーサン・ホーク/デンゼル・ワシントン

 これ、おもしろかった。

 邦題では、wikiによるとトレーニングとデイの間に
スペースが入るそうな、、。

 よく麻薬関係の刑事モノかななんて思っていたら、
小粒ながらピリリと辛い良作でした。
 本作、脚本はあのデヴィッド・エア。
「フューリー」とか「スーサイド・スクワット」の監督です。
 新米刑事の初日のたった一日だけをスリリングに描ききっています。

 これ、ハリウッドというか、アメリカのドラマでもありがちな刑事モノ
の定番のバディもの。
 大体刑事は二人一組で行動させますから。
 日本の警察もそうですが、警官を守るためでもありますが、
容疑者と水掛け論の言い争いになったときのため用の
証人としても作用します。
 新人とベテラン、いい刑事と悪い刑事。この対比ですね。
過去どれくらいこんな作品が作られたかしれません。
 本作で脚本を担当しているデヴィッド・エアですが、
やっぱり"超"がつくぐらいの悪人が好きなのですね、、。
 怖いぐらいの悪徳刑事が登場します。演じるのは、デンゼル・ワシントン。
 本作で、アカデミー主演男優賞を獲得。
 今まで、ずーっ善人の主役を演じてきた彼が、
この超悪役で演技力を魅せたことになっていると思いますが、
私的には、もう一つでしたね、、。
 怖いことは怖いけど、役者の演技力や存在感というより、
 映画の脚本上の怖さで、ちょっと演技としては無理してる感が
あった。やっぱり今まで善人をずーっと演じてきたせいかな、、、。
 そんなにすごい演技とは思いませんでした。

 それより、イサーン・ホークですが、この人、私が知る限り、
一番現地と日本での人気に差がある俳優じゃないかな、、て
思うんですよ。
 ずーっと前からですが、アメリカじゃ、イサーン・ホークって
大スターなんですよ。
 だけど、日本ではもう一つという、、、。ちょっと背が低いという
のはありますが、かっこいいティーネイジャーの役をずーっと
やっていた人です。
 最近というか、そろそろ老け役が回ってくるため、
俳優として正念場ですね。

 ラストもいい。こいつが悪いやつだって知ってた、黒人街でも
言われて、黒人たちにぼこぼこにされるほうが、映画としてショッキング
ではないかと思いますが、
 まぁいいでしょう。

 めっちゃよく出来た脚本です。

☆☆☆☆☆