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「レオン」
監督・リュック・ベッソン
主演・ジャン・レノ

 これ、一応、オールタイムのランキング入りぐらいの作品だと、
評価受けています。
 多分」90’sに多感な時期をすごされたかたには、
バイブル的に扱われている方も多いと思います。
 だけど、私は、当初というか、公開時から、企画というか
内容を聞いた時もう一つ、乗れなかった。
 わたし、以前から、このブログで書いているように、
大の本読さんで、特に翻訳もののエンタメとか、ミステリが専門でした。
 とりわけ、冒険小説かな、、。

 そのジャンルには、たくさんの殺し屋がでてきます。
というか、そんな前置き置いて、私は、そのジャンルの"通"だと、 
前置きするまでもなく、殺し屋って、ドラマから小説まで
めちゃめちゃよく登場する裏稼業だと思います。 
 でね、古今東西、色んな殺し屋が出てきたと思います。
 で、まぁ、殺し屋と少女のお話しって
まぁ、対局で胸キュンの設定だとは、思いますが、
 でも、中には、ケン・フォレットの「針の目」とか、
「ジャッカルの日」とかみたいに、顔を見られただけで、相手を殺すやつも
いるんですよ。 
(「針の目」は、殺し屋でなく、スパイですが) 
 で、この設定、多少甘くなはいかい、ベッソンさん、、と。
 ずーっとこの部分がひっかかている私でした。

 もう、何度もこの映画見てるんですが、
 まぁ、すごい映画ではありますね、、。 
でも、わたしは的には、もうちょっとハードなのが好み。
 もちろん、この映画だって、十分ハードです。家族皆殺しされているんだから。
 で、設定が多少甘いと、こんないい殺し屋はいないって
書ければ、いいんだけど、これ、やっぱり映画としてよく出来ているんですね。
 まぁ、バディものでもあるし、ジャンルとしても、人間ドラマととらえても、
何ら一切問題ないくらいです。
 そして、このあと、というか、90'sはリュック・ベッソンの
時代でした。
 SFっぽいものまで作り、端から端まで、作り、製作として、企画だけ、だして
名義貸しみたいな、仕事までしてましたが、
(ちゃんとプロデュースしてたかもしれませんよ、
 前にも書いたとおり、どれくらい仕事してたかは、携わらないとわからない)
 ベッソンが携わった映画で、一番出来のいい映画だと思います。
 ニキータも、良いですが、これまた、もうちょっとハードな作品が
好みの私。
 ただ、当時、電話帳みたいな、ぴあの映画年鑑とか、よく眺めていた
私としては、ベッソンのデビュー作、なんか子供が、ごっこ遊びしてるだけとも
とれるけど、変な感覚になる「最後の戦い」や、「サブウェイ」も
評価して上げてほしい。
 単純に予算が少なかっただけとも、取れるけど、ハリウッドのカウンターポジション
として、映像作家として、明確な方向性は持っていたので、、、。
 ただこのあと、フィフスエレメントで、予算を使い果たし、
燃えカスみたいになってしまいますが、、、。
 TAXIシリーズや、96時間もいいんだけど、
なんか、仕事として、あらっぽい感じがするんですよね。作り方だが。

 監督論になってしまいましたが、本作。
 やっぱり、究極のバディもので、異文化交流ものだと思います。

  ナタリー・ポートマンは、SWでアミダラ女王を経て、
サイコチックなバレリーナになり、その後、西部劇では人妻までなりました。
 そう、レオンは、もう20年前の映画なのです。

  一番ラストが好き、プルピンを渡すところが、。

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評価
☆☆☆☆☆、まぁ名作としておこう、まぁがつくけど、。