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「英国王のスピーチ」
監督・トム・フーパー
主演・コリン・ファース

 この映画ね、一応アカデミー作品賞だけど、
プロットや企画聞いてからは、実際見た感じでは、
かなり、がっかりの映画でした、まぁ、悪い映画ではないと思うのですが、、、。
 もっとたくさんドラマを造って面白く出来たでしょ、、
というのが、率直な感想。

 映画でしか、接触できない、英国マニアにはツボ映画ですけど。

 これ、今の女王エリザベスのお父さんのおはなしなんです。
 それが、実は、王位継承権二位だったなんて、
危なかったというか、もし、お兄さんが、あのアメリカ人婦人を
チョイスしなくて、フラフラ問題を起こしながらも、
固執してずーっと国王でいたら、子供がいないとか、
なんか不慮の事故がない限り、今のエリザベス
はなかったという、、。
 そっちにおののく私です。←映画に関係ない。
 劇中にちらっと出てくる、小さい女の子が今の女王ですね。 

 お兄さんのエドワード8世をガイ・ピアースが演じているのですが、
登場シーンからかっこいい、タイガーモスすか、英国の複葉機の定番の
機体ですけど、にて登場、この人は、フラフラ、飛んでばかり居るやつだという
演出ですね、、。まぁ、脚本段階からの演出家、演技上の演出家知りませんが、、。
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 でも、国の象徴としての王としては、やはり、スピーチが
苦手というのはかなり致命的だとは、思うのですよ、、。
 それに、吃音の人には、最悪のあだ名ですが、
ババババーティってすごい、いいあだ名と思う。
 
 どれに、ネタバレで、最後にどかんと、来ますが、
 これ、ジェフリー・ラッシュ全然治療してないじゃない、、。
 具体的には、指揮者みたいに、やってたのは、わかるけど。
 それより、精神的サポート担当というか、
 この辺に、もう一つドラマを感じられないんですよね、、、。

 それより、もう一人、障害者の弟がいて、国民に不快なおもいさせるからと、
ほぼ隔離して公の場に出さな方っというほうが、私には、がつんときた
エピソードですね、、。 
 病院や施設に慰問には、いっても、王室側にそういう人間がいた事を認めないとか、
隠すとか、、。
 ものすごくひどいEpiだと思います。

 演技派の怪女優と猿の惑星で猿にされてから、なってしまった
ヘレン・ボナム・カーターですが、前にこのブログの何処かの記事で80'sの
「眺めのいい部屋」では二枚目の文芸大作のヒロインだったと書いたと思いますが、
 今作では、良妻賢母の女王役で一安心。
 ちなみに、このヘレンボナムカーターの演じた、エリザベス妃は
高齢になってもすごい達者で、きれいな白髪のままよく、娘のエリザベスと
なにやら、お話してるシーンがニュースなんかで流れていました。

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ちなみに、これが、チャーチル、もうモノマネの世界です。

 何回も、書きますが、そんなに悪い映画ではないけど、
 アカデミー作品賞にしては、画的迫力も弱いし、
ドラマも弱いと思う。
 だけど、悪い映画では、決してない、
 いい映画だけに、ボロクソに書きにくい。

 脚本次第で、もうちょっと面白い映画に成ったと思う。

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評価
☆☆☆☆。