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「ロスト・イン・トランスレーション」
監督・ソフィア・コッポラ
主演・ビル・マレー

 事前の、予備知識では、ビル・マレーだけが、有名な出演者だと
思っていたけど、スカーレット・ヨハンソンが出てるじゃない、、。
 スカーレット・ヨハンソンも、この前、モンタナの風に吹かれて観て、
びっくりしたけど、子役あがりなんですね、。
 子役から、順調に作品のオファーが続きおおきな、人生上のトラブルもなく、
キャリアーが続いているっていう、、。
  この人も、問題なく、二枚目の役でずーっとキャリア続けられてますね。
真面目なんでしょうね。
 劇中では、ほぼソフィア・コッポラの等身大の役で出てます、、。
 ググると、ソフィア・コッポラって若い頃、かなり長期の間
日本にいたらしいです。 
 そのへんの絡みで作られた映画みたい。
 まぁ、トラベルムーヴィーっていうと、ちょっと言いすぎだけど、
滞在型、ロードムーヴィーみたいな感じ、、ですかね。
 全編をつらぬく、けだるいビミョーな感じのわらいが、キーかな。
そんなに、脚本家として、構成も含めて、S・コッポラに
才能あるって感じはしませんでしたが、、、。

 これもう一つ、やっぱり日本をどういう風に切り取るか、って
のもポイントだと、思うけど、「ブラック・レイン」は意図的に
変なふうに、Rスコットが切り取っているけど、
 この映画は、やっぱりSコッポラの長期滞在が効いているのか、
あまり違和感なし。逆に、才能ないのかも、、とか書いちゃったり。
 でも、パチンコ店とか、びっくりしますね、、。
 あと、カラオケ店とかも、。
 クリーンバンデットのPVなんかもそうだったけど、
 いかに我々が日々、脱亜入欧ぐらいの気分で過ごしているか、
思い起こさせてくれて、逆にイイかも。

 映画そのものとしては、ビミョーですね、、、。
まぁ、最後まで、興味は続いたけど、、それぐらい。
 S・ヨハンソンの私何をやっても、中途半端って台詞が、
端的にSコッポラを言い当ててるようで、痛々しい。
 ビル・マレーのマジで嫌そうな、ビジネススマイルが
やっぱ欧米人には、アジアの価値観って無理なのか、、と
ちょっと嫌な気分にさせられたりもします。
 まぁ、人生と旅ってそんな楽しいことばっかじゃありませんから、、。

 親父がエグゼクティブ・プロデューサーを
やっているんですよね、、、。
 そこも痛々しい。

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ランブルフィッシュ←親父の駄作です。

評価
☆☆☆。