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「バックドラフト」
監督・ロン・ハワード
主演・カート・ラッセル

 90年代を代表する、傑作だと思います。

 私、消防士って純粋な英雄だと思ってて、大好きです。
まぁ、お医者さんも居るけど、金持ちになるでしょ、、。
すいませんね、僻みクセのある貧乏人で、、。
 軍人さんも英雄だと思うけど、基本、人殺しなんです、
それに国家とか、割と大きいナショナリズムみたいなのも背負っているし、
で、警官もそうだと思うけど、やっぱりどこか、悪いやつを逮捕
しているだけならいいけど、かわいそうな事件とか犯人もいるでしょ、
完全に主観だけで、書いていますが、
 ところが、消防士は違う。ほんとうに己の危険を顧みず、
人を助けていると思う、しかも、薄給で、、。
 自衛隊や。警官の不祥事はあんまり心が痛まないのですが、
消防士とか、元消防士の街の消防団の小さい不祥事のニュースは
マジで、心が引裂かれそうになります。
 完全にonly my主観ですけど。

 で、その消防士を真正面から描いた、傑作だと思います。
 振り返っても、タワーリング・イフェルノぐらいしか、
消防士を主人公にした映画って思い浮かばないんですよね。
 名作までは、いかないかもしれないけど。
 監督のロン・ハワードも一番乗っていちゃ時期だし、
このころは、演出方法とか、どこがどうとか言えないけど、
優れていた感じがする。
 脇の脇まで、スターがでてるし、ちょっとアヒル顔だけど、
ウィリアム・ボールドウィンも、アレック・ボールドウィンの弟と
いうことで、もうちょっと伸びる俳優だと思ったけど、
このあと、あんまり話題作に出てませんね。
 レベッカ・デモーネイとか、R・デ・ニーロ、Dサザーランドとか、
主役級の人が、脇を固めているのも、お得感が出て素晴らしい。
 ウィリアム・ボールドウィンの相手役になる、
市長のアシスタント(秘書)のジェニファー・ジェイソン・リーですが、
この人も、現地での評価と知名度と日本での人気のなさが、
際立つ人も少ないぐらい。
 映画評論家の町山さんなんかも、よく絶賛してますよね、
このジェニファー・ジェイソン・リーのことを。
「<映画の味方>が分かる本、ブレードランナーの未来世紀」
という本の中の一本で紹介されてます。
 単純に町山さんが、お好きなタイプなのかもしれませんが、、。
 いわゆる、ロリ顔で、エロい感じで、挑発的で
そんな肉感的じゃないんだけど、男性をまさに、目つきだけで、誘ってる。
 一種独特の雰囲気を持った女優さんです。

 それと、製作時はこの映画の自由に操られた火の演出が
すごい話題になりました。
 だけど、今見ると、いかにも恣意的すぎて、
最新のバーニング・オーシャンとかと比べると
 ちょっとアーティフィッシャルな感じを受けるかもしれませんが、。
 今は、USJのアトラクションでおなじみかも、、。

 ただ、絶賛してますが、多分90’sに、青春を送った人は、
ベストムービーに上げるかもしれないけど
ちょっと穿った感じで見ると、
 いかにも、ハリウッド的作品で話として、出来過ぎ感があるかもしれません。
ベタというか、そう来ると、思ったみたいな。

 まぁ、いい意味でのよく出来た、ハリウッド大作の成功例だと
思います。

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ヒート 

 

評価。
☆☆☆☆☆。