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「あの頃ペニー・レインと」
監督・キャメロン・クロウ
主演・パトリック・フュジット

 またもや、昨年に続き厳冬期の古い映画期間がつづきますが、
どうかおつきあいを、、。
 で本作です。
 これ、ローリングストーン誌の記者にしてベストセラー作家であり
映画監督でもある、キャメロン・クロウの自伝的映画です。 
 アカデミーの脚本賞受賞作。
 というか、この人が、「初体験 リッジモント・ハイ」の原作者で
監督した人って、ググってはじめて知りました、、、。
 なんという!!。
 アメリカのプロスポーツ界の内幕を描いた「ザ・エージェント」の
監督だってことは、知っていたんですけど、
「ザ・エージェント」も、映画としていんし、自省的で詩的でいいんだけど、
ちょっとドラマそのものが弱いんですけど、
 本作でも、その懸念がそっくり継承されていまして、、。
ただ、「ザ・エージェント」はエージェントシステムの内幕暴露ものとしては、
素早く知識を身につけられる良策だと信じています。
 日本のスポ誌記者とか、似非ファンとかは、見て理論武装を打ち砕かれてください。
 台詞回しとか、シークエンスの出来とかは、良いけど、
全体のドラマとしてエンタメとしてちょっと弱いかな、、。
 って感じ、、。これねやっぱり、お母さんの描写が全てで、
母子家庭だけど、めっちゃどころか、アメリカの普通のラインよりは、
遥かにお硬い家の出身で、当時のロック界のそれこそオーバードーズで
死にまくってる(殉死)という言葉を使ってもいい。
 ロック界を描きながら、ちょっと調子良すぎではないかい?って
のが、あるんですよね。
 それと、タイトルにまでなったペニーレインをやってる、
ケイト・ハドソンにもう一つ、筆者的は、ピンと来ない。
 男性だと、特に、こんな少し文学系でちょっと背伸びして悪いロック界
を覗こうとしてる男の子だと、こういう、性的にも先いってて
センスも良くて、本当にお姉さんっているんですよ、
 学校や、たまり場や、同好会とか、近所に、、。
 この人、この映画のキーマンだと思うんですけど、、、。
 あんまりうまく描けてないような、。

 台詞回しとか、いいだけに、全体としてのドラマが弱いのは、
残念としか言いようが、ない。
 あと、曲の選曲も超有名曲のほんのすこし隣を選んでて渋いけど、
それほど、いいセンスで選んでるとは、思えない。
 だって、マジのRS誌の記者でしょ、、。
 あと、これは、予算的制約だと思うけど、モノホンの
ロックミュージシャンの後ろ姿とかだけでいいので、
「フォレスト・ガンプ」的に入れてほしかったけど、
多分、肖像権とか超が付くほど高いんのでしょう、、。
想像してあまりあります。。
 最初のお姉さんが隠し持ってるのが、サイモンとガーファンクルで
大丈夫か、、って感じでしたか、その他、ベッドの下に隠してた
ほうが過激というのは、ある意味リアルかも、、。
 最初に取材したバンドが、ブラック・サバスというのも、
順番あってるの??って気がしますが、あってるのでしょう。

 よく出来ているけど、もう一つ。
「ザ・エージェント」のときも、感じた感じを感じた。

 ちなみに、主人公と仲良くなるスティルウォーターズの
ミュージシャンを演じている、ビリー・クラダップは、
「エイリアン コヴェナント」の降下班の隊長のクリスです。

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☆☆☆