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「ヴェノム」
監督・ルーベン・フライシャー
主演・トム・ハーディ

 スパイダーマンのヴィランである、ヴェノムとときにはというより
もとから悪役が多かった、トム・ハーディのコンビという
悪悪コンビでのちょっと変化球的マーベル・ムーヴィだなと思って。
で見てみました。
 まさにマイナス×マイナスでプラスみたいな、、、。

 でも、出来上がりはちょっと違った。
 普通のマーベルだった。
 トム・ハーディって存在感もあるし、敵役も出来て、
今回のいい役でも、かなり感情移入しやすいグッドガイを好演してるけど、
全体としては、悪役の二乗でドロドロになるというより、
(実際画面がドロドロですけど)
 まぁ、小さくまとまってしまったな、、、というのが
率直な第一の感想。
 この悪いやつのって、本作のトム・ハーディの役は全然悪くないんですよ
だけど、この悪役をどういやっていい方向にもっていくか、
そこに注目していたんだけど、、、。
 あんまりアイデアなしで、もっと悪いやつを出して、
すんなり移行でした。

 考えればコミックのヒーロー物を次々実写で映像化
するのがマーベルなわけで、
ある意味、ディズニーの次ぐらい、ビルディングロマンスで勧善懲悪の
超保守的映画を作っている制作会社なんですよね、、って
見終わって気づいた。 

 というか、私、マーベル不得意分野なので、
こんな辛口になっちゃうのかもしれませんので、
これから鑑賞の方お気をつけください。
 マッチョで身体性ムキムキのアメリカンヒーローに
あんまり感情移入出来ないんだなぁ、話は保守的だし。
 前から書いてるけど、マジックがかからない。

 あと、今回はスタン・リーのカメオ出演に気づきました。

 ネタバレ
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 マーベルお得意のエンドロール後の続編ちょい見せ
ですけど、
 なんと、最近は、上映前に但し書きがつくようになった。
 投獄中のシリアル・キラーとしてウッディ・ハレルソンが登場。
 だけど、単純に彗星にいたエイリアンとしてシンビオート(ヴェノム)の
こと。
 がたくさんいるらしいんだけど、
 そっちのほうが、しっちゃかめっちゃかになって、
面白くなりそうなんだけど駄目ですか、、、。
 多分あのロケットが大爆発したところで
その線は終わりなんだな。

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評価
☆☆☆。厳しいかな。