「ミルドレッド・ピアース」
監督・マイケル・カーティス
主演・ジョーン・クロフォード

　大砂塵が面白かったので、それ以来、ジョーン・クロフォードの
ファンになってしまいました。
　で主演がJクロフォードだわ、監督は、「カサブランカ」の
マイケル・カーティスだわ、原作はジェームズ・M・ケインだわで
期待してみたんだけど、、。
　
　残念ながらもう一つ。

　というか、冒頭のつかみは良いと思うだけど、それが強すぎると
いうか、これミステリかサスペンス典型的なノワールを思わせるんだけど、
実際は、子持ちの女性の子供との愛憎と反目を描いた女性の半生記ものです。
　騙された感が大きい。
　終盤は盛り上がるんだけど、いかんせん、間が完全なNHKの朝ドラを一時間に
まとめたぐらいののりで、緊張感とサスペンス性ゼロ。
　ここが、退屈の谷と化していました。
　まぁそれと、映画のウォッチアビリティは年々あがってるので、
基本昔の映画になればなるほど観客を引き込む力は弱いです。

　最初から、サスペンスだと思わず見れば、良かったのかもしれないけど、
紹介とか、設定とか冒頭からすれば、誰だって騙されるという感じ、、。

　ただジョーン・クロフォードの演技は素晴らしい。
　だけど、この人無声映画の頃からやっている人なので、
もうこの頃にして子持ちの役なんですね。
　ただ、内面に色んな感情を持ちつつ、気丈に気高く振る舞い
生きようとする姿は本当に素晴らしい演技。

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大砂塵 

評価。
☆☆☆。