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「ヘラクレス 2014」
監督・ブレット・ラトナー
主演・ドウェイン・ジョンソン

 ロードショー時から、気にはなっていました。
 ドウェイン・ジョンソン主演ということで、おバカ・ムーヴィーかな、と
思い敬遠していたんですけど。
 見たら割と歴史的に考証もしっかりしていて(古代ギリシアはよく知りませんが)
歴史オタクな私としてだけかもしれないけど
結構楽しめた。

 監督のブレット・ラトナーってまぁ色々撮っているんですけど、
大ヒットTVドラマの「プリズン・ブレイク」の人なんですね。
あのドラマも設定とかシーズン1はすげーっと思って面白かったけど
シーズンが進む毎にプリズンじゃなくなってきたというのがバレだし
気がついたら見るのをやめてました。
 ただ、とにかく力こそ正義とか、
マッチョという感覚はこの作品でも反映されていると思う。
 ドウェイン・ジョンソンは現在のところのシュワルツェネッガーの席に
付いた感じですね。
 半身半人のところとか、あまり掘り下げず、都合がいいところとか、
窮地に陥ると半神ぐらいのパワーを出すのは、観客のここでだろ、、という
感覚とマッチしてたり頻繁に出ないところがまぁまぁこの映画成功していると思う。
(簡単に言うと、ヤマトの波動砲です)

 脇もすごい俳優が出てるところがポイントの一つかな、。
敵役にジョセフ・ファインズにジョン・ハート。
 ドラマGOTのキャンプでブリエンヌにボコボコにされた後の
ハウンドの理解者だったレイをやってた
イアン・マクシェーンにレベッカ・ファーガソンと。
イアン・マクシェーンはね、航空映画オタクからすると「空軍大戦略」
という神作のアンディって若手パイロットをやってて有名。
 予算的に意外とCGを使わなくて済んだのかな、、
と老婆心を働かせてしまいますが、。
 戦場のモブシーンも、いいし、ラストのモブも良い。
 ローマ軍より一世代古く、顔の隠れた
SWのストーム・トルーパーみたいなギリシア軍のメットもかっこいい。
 というより、マンダロリアンの戦士かな?。

 ラストのナレーションもこれまた良いんだわ。
ヘラクレスが半神とか、英雄とかどっちでもよくて、
自分自身が英雄だと思えば、誰でも英雄になれるって、、。
 人生負け組にも響く超いいセリフ(ナレーション)じゃん。

 とやたらめったら褒めてますが、
最初の時点での期待感が低かったとも取れる。
 だけどわたし的には良い。

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ライフ 

評価
☆☆☆☆☆。劇中のナレどおりちょっと強気で。