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「キャプテン・マーベル」
監督・アンナ・ボーデン/ライアン・フレック
主演・ブリー・ラーソン

 やっぱり、マーベル・コミックというか、
DCもだけど、私にとってもう一つアメコミは駄目なんだな、、。

<ネタバレ>です。

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 単純に映画として面白いと思う。
 また、アベンジャー・シリーズの前日譚としても
よくできていると思う。(そう製作している)
 ただ、マーベルお得意のエンドロールあとの(正確には途中)
続編へのブリッジは、ヒーローたちのそっくりさんが出ている点で
かなり興ざめ。最初ご本人かと思ったけど、、。

 設定を90年代にして、やたら90’sのヒット曲はかかるし、
PCの画面も古いwindows。あまりマーベルについて
細かいことをわかっていなくても大丈夫な設定してあります。
 この辺は商売がうまい。しかも私は時期的にずれてみていますが、
エンドゲームの上映の前に公開してたあたりも宣伝も兼ねた商売としてうまい。
 色々、往年の90’s HITがかかるんですけど、
No Doutの「Just a Gril」を劇伴にして
キャプテン・マーベルが敵を次から次へとボコボコにするシーンは
流石に笑った。大爆笑。

 スタートから、アクションでたったかたったか、脚本は進むし、
アクションの合間合間に謎解きの断片が散りばめられていて
構成も上手い。
 名脇役のSLジャクソンも出てるしなんと、往年のスター
アネット・ベニングが出ている。この人80年代後半は
大スターだったんですよ、、、。
 少しフェチっぽい衣装のブリー・ラーソンはきれいだし、
言うこと無いんだけど、メカのデザインはもう一つというか、
SFとしてふつーレベル。(正直言うと、ダサい)
 異星人がメイクしただけってのも、スタートレックもそうなんだけど、
ちょい興ざめ。
 ただやっぱり、腕からどかーんとエネルギー波が出たり目が光ったりと
あのへんで私個人としてはついていけなくなっちゃう。
 もうこの辺は幼い頃から馴染んでいるかどうかの文化の差だと思う。
 もうこのブログで何度も書いているんですが、欧米では、アニメですけど
ポケモンとか攻殻機動隊とか一般人でもウケるんですが
どうあがいても一般人に絶対受けないのが、人が乗る大型ロボット。
 欧米でもオタクにはウケるんですが一般人は完全にアウトです。
 あんな二本のアームレイカーと足のペダルだけで動くわけ無いじゃんと
思っちゃうらしい。
 それとおんなじ何だな、、。ヒーローじゃないや、ヒロインかな、
が超人的にしかも肉体を屈しして戦えば戦うほど、引いてしまうわけです。
 それらを乗り越えた「パシリム」ってすげーじゃんってなるんだけど、
欧米の標準的一般ピーポーの感想を是非伺いたい。

 面白い映画だと思う。
 脚本なんか大人も楽しめるようにきっちり作られてて
ただ、敵と味方がヒックリかえるツィストがバレるのが、
多少早すぎる気もしますが、、、。

 だけど、題材が駄目でした。

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評価。
☆☆。