grandillusion 

「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」
監督 ・ジョン・M・チュウ
主演・ジェシー・アイゼンバーグ

 これ、私、前作の「グランド・イリュージョン」を見ていないので、
ちょっと内容把握が最初難しかったのです。
 特に、前作を見てない私には、アイとホースマンの関係と、
モーガンフリーマンをどっちサイドで
捉えたらいいのか、最後までわからなかったです。
 また、前作の監督は、「トランスポーター」の監督で、
フランス資本系の映画だったんですね、、。今回は違うみたいですが。

 というか、前作の「グランド・イリュージョン」がどんなティストだったのか知りませんが
これ、スパイ映画ですね。
 手品=すごいことが出来る人(一見見は、トリックがバレるまでは)
という意味で、チップを盗むところなど、ほぼ「ミッション・インポ、、」です。
 ネタがなく、この人はスーパーヒーローだからとスパイアクション映画なんかは
こんなすごいことが出来るんだ、と観客に攻めてくるわけですが、
 こちらは、きっちりネタが有ります。
(一応、ずるいことはしてません、と説明が終わりにあります)
 そのぶんだけ、フェアかも??。
 
 ただ、そのトリックが実際に出来そうかは、この映画に関しては
突っ込んだらいけない分野なのでしょうね。
 脚本上というか、理論上出来るものは、実際にも出来る、という設定。
まぁ、突っ込みたくなるトリックはいっぱいありますが、、。
 ジェシー・アイゼンバーグが、いいですね。
あのちょっとオブセッション気味に早口でだーっと
喋るあたりなど、なにか、どこかエキセントリックな感じがして
こいつちょっと普通じゃないなぁ感が、いい感じです。
  また、ハリポタのD・ラドクリフが髭もじゃで悪役になって出ております。
やっぱりシリーズ物で主演張るとイメージを切り替えるのが大変
みたいですね。
 007とか、でもS・コネリーとかぐらいしか、普通に役者として
いろんな役を主役級でやった人いないでしょう。
 SWのマーク・ハミルも、欧米では知りませんが、「最前線物語」ぐらいしか
主役級では出てないし、
 Cヘイデンもなんか一本は聞きましたが、
仕事の方どうなっているんでしょうね??。 
 冒頭、若いモーガン・フリーマンが出てくるシークエンスがあるのですが、
やたら声は似てるなと思ったのですが、多分別人。
 でも、ラストの写真になると、本人という。
さすがに、最近の「ターミネーター」のシュワちゃんみたいにCG若返らせて
出すわけには行かなかったみたいです。

  話が、前後しますが、マジックも映画だとなんぼでも
カット割れるからなぁ、、とか事前に思っていたのですが、
 一応、マジックシーンはCGとかで処理していたとしても
ワンカットの長回しで 撮られていて、この辺も意図的にフェア感をだしているかも、、。
 あと、催眠術は流石にフェア感があないですね、、。
あれを認めてしまうと、なんでも出来るような、、。
 
 でも、やっぱりマジックの方でも、ツッコミたくはなるトリックはいっぱいですね。
特にラストのプライベートジェットのツィストあたりだと、、、。
 まぁ、やめておきましょう。
 エンドロールで気付いたのですが、これ、マジックの監修で
デヴィッドカッパーフィールドが参加してますね、、、。

 この映画も評価が難しい、、。
 これ、スパイ映画だと書きましたが、
 それにしては、あるには、あるのですが、アクション系が
ちょっと弱いかも。
 まぁコンゲームも要素もありますから、、。

 まぁ、悪い映画じゃないので、ギリギリ星3つ半ぐらいかな??。

 ☆☆☆