映画と感想

簡単な映画評です。シネコンで見ようが、DVDで見ようがTVで見ようが、無慈悲に書いていきます(笑)。

カテゴリ:洋画 > ドキュメンタリー

4
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「ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト」
監督・マーティン・スコセッシ
主演・ザ・ローリング・ストーンズ/バディ・ガイ/クリステナ・アギレラ

 前見た、オアシス:スーパーソニックが惨憺たる結果だっただけに、
ちょっと引いてぐらいで、見てみましたが、案外どころか、良かった。
 どっちかというと、ストーンズよりハードめの洋楽を聞いている
筆者、タルいぐらいかな、と思っていましたが、
 めっちゃギターも歪んでていて、かっちょええ、、と。

 昔のインタビュー映像もインサートされていますが、
またほぼライブが中心の内容だったのも
良かったかもしれません。
 それと、会場が、狭めのところなのも、カメラで撮るとか、
オーディエンスの反応も含めてよかった点かな。
 一番は、やっぱり語学的なハンデで、歌詞をスルーしがちな
一洋楽ファンとしては、ストーンズの歌詞を対訳つきで、
ばっちし楽しめたのも、大きかったかな。
 歌詞も、すげーじゃんと。
 総じて、満足な内容でした。

 ゲストは、バディ・ガイに、クリスティーナ・アギレラです。
全然関係ないですけどYou tube見た、ビリー・アイドルとマイリー・サイラスの
ライブも良かったんですよね。

 ストーンズってね、なにがすごいってね、U2のボノも急激に太りつつあるなか、
ストーンズってみんなガリガリでしょ、、。
 痛々しさも補うばかりの、これが大きいんですよ。
 それと、個人的にはミックの年々歳を取るごとにオーバーリアクションになるのは、
仲代達矢さん現象と呼んでいます。
(仲代さんも、年を取るごとに演技がオーバーになってきた)
 これは、単純にスタジアムでのライブが増加したことと関係していると
思うけど、普通逆だろ、、と。
 昔は、ってリアルタイムではありませんが、ミックってそんなに
今ほど、ダンス、リズムキープとか、身振り手振りがこんあなじゃなかったのに。
 ほぼ、オアシスのリアムぐらいでした。
 あの人は、仁王立ちでずっと歌いますが、、、。
 なにが、ミックをああさせてるのか、誰か、インタビューアーさん
訊いてみてくだだい。

 ライブ映像としても、いい作品だと思います。

 まぁ、音楽映画ってファンじゃないぐらいが、逆に
楽しめるのかな、、。とか。

評価
☆☆☆☆。 

1
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「ハード・デイズ・ナイト」
監督・リチャード・レスター
主演・ビートルズ

 もともと「ビートルズがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!」というタイトルで
公開されたものをデジタル・リマスターして
「ハード・デイズ・ナイト」になりました。 
 これ、一応、脚本家さんがいるんですよね、、。
 一応、ドキュメンタリー風に仕上がっていますが、
多少アドリブはあるのでしょうが、練られた感じの台詞回しになっています。
 皮肉たっぷりといいますか、英国人らしい。
 まぁ、全員ワーキングクラスだそうですが、、。

 私、洋楽ファンではありますが、ビートルズは、みんながワーワー
いうほど、良さが分かっていません。
 他の60年代のバンドたちに比べて圧倒的に
楽曲がいいのは、わかるけど、、。
「バックビート」って映画でもわかるけど、もともとドイツで
不良っぽいルックスで売り出そうとしていたところ、
あの髪型とアイドルっぽい感じにしたら大ブレイクなんでしょう?。
 渋谷陽一さんも、めちゃめちゃ言ってましたから、日本にビートルズブームはないって
リアルタイムだった、渋谷さんは、当時クラスで洋楽
そのものを聞いているの二人だったって言ってましたから。
 ただ、ギターキッズだった私からすると、当時の60’sのバンドって
大体スリーコードとかで、出来ているんですが、
ビートルズっていざコピーしようとすると、偉いコード進行が
難しかったです。どうなっての?いうぐらい。

 これ、音楽のブログではないので、閑話休題で、
 問題の映画ですが、ビートルズがキャーキャーイギリスで
言われている辺りを描いています。
 かかる楽曲はまさに、「ハードデイズナイト」あたりの曲ですか、、。
 それも、たくさん。
 ポールが祖父だと、いう老人がかなりキーパーソンで出てくるのですが、
最後に脚本的には一仕掛け欲しかったですね。
 なにか、、、思いつきませんが、、、。
 
 この映画で、イチバン!残念だったのは、ですね、途中の
演奏シーンは実際の弾きがあったのですが、
ハイライトの最後の収録のライブが口パクだったんですよ!。
 観客の声は足してましたが、
 アルバムの原曲そのまんま流れてますよ!!。
 軽いどころか、かなり重い怒りすら、感じました。
 当時としては、リアルで撮って録るのむずかしかったのでしょうか、、、。
 そんなことないでしょう、映画「ウッドストック」とか
あるんだから、、。
 これ、ビートルスファンには、4人が主にいつも写っているので、
楽しいでしょうが、
 映画としては、特に、ロック映画というか、ミュージカルとか音楽映画としては、
ダメですね。

評価

 ファンから、殺されるなこんな評価したら。 

3
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「デンジャラス・デイズ/メイキング・オブ・ブレードランナー」
監督・チャールズ・デ・デラウジリカ
主演・リドリー・スコット

 相変わらず、固めて放送するNHKいつも全部見ようとすると、
殺人スケジュールとなります。
 言うまでもないことですが、秋公開の「ブレードランナー2049」
の公開が迫っているのが一つだからだと思います。
 今丁度、劇場では予告編の公開が盛んに行われているところです。
 え、よくわかんないけど、20年後、30年後ぐらいを描いているわけです
かね新作は、、。

 で、本作は、純粋な、カルト・ムービーのブレードランナーの制作を
追った、ドキュメントです。
 ファイナルカットとほぼ制作年次が同じなのですが、
 併映か、同時公開だったのでしょうかね。
 私、本編でも著者が登場しますが、「メイキング・オブ・ブレードランナー」と
いう著作を読んでいたので、概ね知っていることばかり。
 なんか、あんまりブランニューな感じはなかったです。しょうじき。
 でも、一番最初の脱稿の作品がほぼ一部屋で行われる、かなり変わった
映画だったとか、ダリル・ハンナがけっこう吹き替えなしで、バク転してるとか、
最終的には、男がプリスやってるとか、まぁ、面白かったです。
 ダリル・ハンナってよく知りませんが、「スプラッシュ」のときは、
トム・ハンクスいわく。相当、というか全然周囲と打ち解けない人で
共演として困ったって言ってましたけど、、。そんな感じゼロ。
 ゾラ役のジョアンナ・キャシディは、逆に美しくなってたけど、
(メイクのせい??)
ルドガー・ハウアーとガフ役のエドワーズ・ジェフ・オルモス
が老けてて悲しかったです。
 しかし、相変わらずといいますか、リドリー・スコットのビッグマウスぶりは
強烈ですね。
 おれは、単に予算オーバーする無能な芸術志向の監督でなくて、
教えてくれれば、きっちり予算に収めるみたいなことまで、どっかんどっかん
言っていました。
 二人目の脚本家が入ったことで、相当エンタメ作品によったみたいですね。
あれでも、、、。といいたいですが。
 最初の脚本家は、映画化権までもっててプロデューサーをもつとめていますが、
そうとう、改変されて、多分原型とどめていないくらい、
変えられてる感じですね。
 ちょっと可愛そうですが、本編で違うプロデューサーが言ってましたが
こんな20年もたっても、インタビューをうけるなんて、相当な作品
だったと思います。
 本編では、二時間越えたら、無条件にWBに編集権があったって言ってますが、
 やっぱり相当、横やりが入ったようで、底の部分が、前の記事でも書きましたが、
バッサリファイナルカットでは切り落とされてました。
 先ず、ナレーションと、ラストのなぜか、楽園のような、郊外での走行シーン。
 捜査のシーンももっと短いかないぐらいでハリソン・フォードが
アイデア出して、足したって言ってましたね。
 また、ルドガー・ハウアーもロイが死ぬ前に、
短い寿命ながら観てきたもの言うシーンについて、ハイテクセリフの
羅列って言ってましたが、そうとう、SF的ガジェットが並べ立てられてたみたい。
 ばっさり斬って、本編です。
 でも、多分、記録係の人スクリプターの女性が言っていましたが、
これぐらい、実際に見た光景とフィルムを徹した光景が違う映画も
ちょっとないって言ってましたが、
 これが、プロダクションデザインのちからを信じているリドリー・スコットの
力量です。
 前の記事で、色んないい意味での誤解があって、と書きましたが、
映画って本当に、色んな人の力が加味されて創られているんだなって、
一番思いましたね。
 これも、興味ない人は、全然だと思いますが、
 シド・ミードまででてきて、ごたごた言わず、知識を得たい人には、
ちょうどいいドキュメントだと思います。

関係記事
スター・ウォーズ フォースの覚醒

「ブレードランナー ファイナル・カット」
 
☆☆☆

3
supersonic 

「オアシス : スーパーソニック」
監督・マット・ホワイトクロス

 私、OASISのファンなんですよ、、。
二時間ぐらい、OASISの曲聞けるならいいかな、、と
思って観てみました。
 ファンって書きましたが、それぐらいすごかったですね。
 中学ぐらいからずーっと洋楽聞いていたのですが、高校卒業
ぐらい昔の60年代や70年代も聞いて、もう一周してしまったな
とか、思って、それと、グランジが出てきたのも大きかったですね。
GUNS N' ROSESとか、聞いてたわけですが、グランジで
一気にリフが一応かちっとあるハードロックは全部古くなっちゃった。
もちろん、懐メロとは言いませんが、
 音楽のジャンルとしては生き残っていくでしょうが、
もう若い人たちには、勝てねぇなって思ったのと
アメフトやりだしたのが、同時期で、
一応、FMとかではそれなりには聞いていましたが
洋楽から外れてしまいました。
 そんな私を、バコーンと引き戻したのが、OASIS。
 といっても、アルバムとしては、二枚目の
"What the story,,,"からですが、、。
"Don't look back in anger”で、いい曲だなんて思ってどこのバンド?
って思ってて、へーOASISっていうの、、ぐいらいが、
"Shanpagne supernova"で、完全にノックアウトですよ、、。
 でも、このドキュメンタリーによると、
終わりの方をちょっということになる。

 ファンからすると大体、知っていることばかりで、
正直、あんまりへーっと思うことはなかったですね、、。
知らないことも、およそ想像通りというか、やっぱりね、、という感じで
あんまり新鮮味はなかったです。
 スタッフは同じく、音楽ドキュメントものの「エイミー」という
前評判になっていますが、製作総指揮が同じと言うぐらいで、
監督とかは、他のドキュメント製作とかの人です。
 このバンド、イギリスで言うところの最底辺の労働者階級から出てきた
ギャラガー兄弟からなっています。
 弟のリアムがフロントマンで歌い、兄貴のノエルがライター。
 後半になってリアムもいい曲を書くようになりますが、
このドキュメントで扱われている時代は、
ほぼ兄貴のノエルが全曲書いています。どこかの英国のバンドが言っていましたが、
あんなギター片手にふんふん鼻歌歌えば、いいヒット曲が
次々にできるなんて、いいなぁ、、と。
 まさに、そんな感じ。
 で、このバンド内の最大の確執というか、火種は基本この兄弟が
仲が悪いというところから来ていまして、
 ステージや、楽屋で殴り合いの喧嘩をしたなんて、
 もうファンの中では、あたリ前の出来事になっています。
 大本はバンド成立のときからの、問題点でして、
このOASISってバンドもともとは、弟のリアムが
結成したバンドで、そこへ、兄貴のノエルがねじ込んで
入ってきたのです。で、そのノエルが
ソングライティングで脅威の力を発揮し始めると
喧嘩してもやめさすにも、やめさせられない。
途中から入ってきたのに、バンドの中心になってしまった。
 それを最初から演ってて、自分のバンドだぐらい思っている、
リアムは、ずーっとおもしろくないみたいな、、。
 結局、バンドが解散したときも、兄貴のノエルだけ置いて、
残りのメンバーをリアムが持っていってしまいましたから、、。
 
 閑話休題。

 後、もう一つ、予備知識を持ちすぎて観てしまったのもいけなかったのですが、
撮りたしたシーンは、あんまりないのですが、
シーンoffでインタビューの声だけ、新たに
付け足してるんですね、このドキュメント用に、。
面白いのは、このギャラガー兄弟ってじつは、ギャラガー三兄弟で
 バンドやってるのは、二番目と末っ子。上にポールっていうお兄さんが居ます。
また、公団住宅育ちの母子家庭で、お母さんのマギーさんの
証言も面白かったですね、、。
 末っ子のリアムだけでやるなら反対してたとか、
バンドにノエルが居てくれて本当に良かったとか、、。
 やっぱりロックビジネスとはいえ、人の子なんだな、、と思わせる発言
が連発でした。
 基本、OASIS賛美、讃歌の内容なのですが、
ドラマーを残酷に辞めさせた一件とか
結構負の側面も1/4ぐらいで描いています。
 この後も、ドラマーだけは、ころころ、変わるんですよね、、。 

 OASISファン的、トリビアは、初期のリハーサルシーンで
3枚目に収録されている、"All around the world"って曲を
1枚め出す前から演っています。
 編集ミスでなければ、そのころからお蔵入りになっていた曲を
三枚目で入れたのですね、、。ちょっとびっくり。
めちゃめちゃ長い曲です。(あんまりいい曲とは、いい難い)
 
 構成としては、ずるいの一言。
 デビューしてから、アルバムにして二枚目までしか描かれて
おらず、
 25万人動員した世界最大級の野外コンサートの
大成功で映画としては終わります。
 この後、ダラダラと10年近くこのギャラガー兄弟だけを
中心にバンドは、ぐだぐだと余波で続いていきます。
 まぁ、人生みたいですね、、。
 ドキュメントや評伝は切り取るのが難しい。
 ただ、ギャラガー兄弟以外は、初期メンバーからころころ
メンバーが変わるのですが、最終盤はベース、ギター、ドラムの
三人は結構固定されてバンドとして
継続してました。このへんも、皮肉かな、、。
 
 ファンとして、描いてほしかったエピソード
が一つありまして、当時、oasisは、労働者階級
それも、母子家庭から男三兄弟が育っているように
最底辺。そこに、Blurというわりと、上の方の労働者階級
イギリスに中産階級ってあるのかな、、。
中産階級出身のバンドと張り合うことになります。
oasisが大口を叩くのは、この映画のとおりいつものこと、
 同時にシングルを出して、順位を競う!ということにうなります。
そのシングルが本編でも大きく扱われていた、
"Some might say"、、。Blurのほうのシングル名は忘れましたが、
結果は、OASISの圧勝!!。
 どうして、このファクトを描かないのか、
ファンとしては不思議なくらい。   

 上記したとおり、一見ハッピーエンディングで
映画は終わりますが、どうだったのでしょうね?
まさに、映画で取り扱われた期間は
supersonicだったのでしょう。
 90年代を代表するバンドだったぐらいは、言ってもいいと
思います。
 
 なんか、映画そのものより、oasisの話しばっかりになりましたが、
あんまり、秘蔵ショットとかが正直なかった、、。
 曲も、流れっぱなしなのは、事実だけど、
もうちょっと聞きたかったな、、とか思うところで
次のEpiにいってしまうみたいな、、。

 コアなファン向けでは、ないですね、、、。
 まぁ、ライブのDVDとかも、たくさんあるので、そっちを観ましょう。

☆☆☆ 

3
nature 

「ネイチャー」
監督・パトリック・モリス/ニール・ナイチンゲール
ナレーション・イドリス・エルバ 

 BBC EARTH(これ制作チーム)が製作した、ドキュメンタリー作品です。
まず、冒頭雨のシーンから始まるんだけど、この辺、BBCっぽい。
イギリスって本当に代わりやすい天気で、
雨ばっかりなんですよ、、 それも、降り続くというより、
ぱーっと降って、やんじゃう。 
 やっぱりイギリス人ってネイチャーっていうと雨なんだなと
思ったら、我々は、やっぱりアフリカへドーンと連れていかれます。 

 まぁ、予想通りかな、、。
とにかく、人工物が、最後の噴水ぐらいで一切ない。
地球って色んな所があるんだなぁ、、て思われる80分間です。
 予想通りってかきましたが、
興味を持ち続けていないと退屈になってしまうタイプかなって
思っていなかったのですが、
それほどでもなかったですね。
 いろんなつながりで、面白いものたくさん見られます。
 
 個人的には、ゴリラ好きなので、
もっとゴリラ観たかったな、、。
 火山で出来た、地形もすごいな、、。違う星みたい。
ナレーションは、「プロメテウス」や「パシ・リム」のイドリス・エルバです。
idri
 この人。次の007って噂もあります。
 ちなみに、「ズートピア」の署長さんもこの。

日本語版は、おもてなしの滝クリです。
個人的にはモーガンフリーマンがよかったかな、、。
じゃあ違う番組になるか、、。

 後、制作チームがイギリス人らしいなぁ、って思ったのは、
フラミンゴ。ふしぎの国のアリスでも出てくるでしょ?。

 実際は、NHKのこういった作品でも、民放では
制作費とかの関係で作るの無理でしょう、、。
たった数分の映像に、ものすごい移動費に撮れるまで待つと
いう予算度外視系(まぁ、いい加減というのがありそうですが)
受信料というなの税金が適切に使われていることを
思うばかりですが、、、。
 
 面白さとか、問われるとむずいですね。
主観では、
☆☆☆かな。
予想どおりだったから。

  

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