「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
監督・スティーブン・スピルバーグ
主演・レオナルド・ディカプリオ/トム・ハンクス
割と軽い感覚のコメディ・サスペンスって聞いていたので
スピルバーグのライブ感覚?撮影期間短縮のと撮影中のガチャガチャ感が
意外とマッチするんじゃないかと思っていたけど、、。
なんと大正解。
素直に面白かった。
コメディとしての笑えるかどうかは
相変わらずの広い範囲を狙うハリウッド作品の笑いの典型で
もう一つだと思うけど、スピルバーグ特有のたったかたったか
ぽんぽん進むテンポ感はサイコー。
チョットその分、人間描写とドラマがなくなったかなとも思うけど、
そんな演出する人では元々ないので、、。
↑
なんとバッサリ。
しかも、これ実話なんでしょ、、。
展開上ものすごく早いのでええっええって思っているうちに騙していって
こんな簡単に騙せるの??って確かに思うけど
詐欺事件を扱ったワイドショーじゃないけど
人間の大部分の人はいい人だし、また、アメリカってショー&テルって授業を
幼稚園からやっています。
テーマは父親のしごとでもいいし、パワーレンジャーでもいい。
このショー・アンド・テルの授業っていわゆる
ビジネス界であたりまえになっている
プレゼンテーションそのものなんですね。
アメリカって恐るべし。だから、交渉事項になるとガチガチに
隠してお互いブラフかけまくりのポーカーみたいになるんだけど
普通にお固めの会社や軍隊警察でも見学に行くとぽんぽん仕組みを
話してくれると言います。
きちんと説明できるってことがその人の重要なアビリティだって
認識なんです。
だから、本編でもその業界のからくりを主に女性陣がですが
ぽんぽん話しちゃう。
また、トム・ハンクスのめちゃめちゃ小さいところから
拾っていって追い詰めていく過程もこの辺は脚本家の仕事だけど、
よく作られています。
これ、二大スターの共演ってことになっているんだけど
脇で、父親役のクリストファー・ウォーケンが相変わらずの
強面(こわもて)なんだけどめちゃめちゃいい仕事してます。
愛すべき悲劇人というかダメ人間というか、、。
まぁ女性はわからないかもしれないけど、、、。
同じく、ライトコメディを目指したターミナルよりは
圧倒的に上ですね。
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評価 5に近い4ですね。
☆☆☆☆。