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「キングコング 髑髏島の巨神」
監督・ジョーダン・ボート=ロバーツ
主演・トム・ヒドルストン

 これね、キングコングは「指輪物語」のピーター・ジャクソンの
CG Verでめっちゃ出来の良いリメイクを見てるから見なくていいかな
ってスルーしたら、ネットや大手かどうかわからないけど、
この作品、各種メディアでめっちゃ評判が良かった。
 んで歯噛みしていたところ、TVで放送してくれました。

 はっきりいうと、この映画もB級だと思う。
 だけど、そこのむちゃくちゃ感が面白いというか、
鑑賞者を捕まえていると思う。
 怪獣映画というかSFとしてはこういうのを見たかったというのを
きっちり提示していると思う。
 だけど、公証とかミリオタの私からするとめちゃめちゃ。
 まぁそこが嘘っぽくてセンス・オブ・ワンダーを適度に刺激して
いいのかもしれない。
 ヘリは船から離艦後急に増えるし、銃器は意図的にバラバラだし。
 設定をベトナム戦争期にしたのがなんというか、士気がめためたに
なってたのと映画がメタメタのとお互いを相乗効果で、
まぁ持ち上げてるとはいわないけど、いいねえって感じにしてると思う。

 私が思うに、ってみなさんもうご気付きでしょうが
 私の世代だと、もうほとんど記憶に無いけどジェシカ・ラングが出ていた
実物大のアニマトロニクスのキングコング1976年のは見た記憶が
あります。ぼんやりと。これははっきり言って下記に詳述しますが、
出来がオーソドックス過ぎたと思う。

 誰も気づかなくてジュラ紀ぐらいから、取り残されたロスト・ワールドが存在し
そこに恐竜や古代生物とともになぜかコングは居る。
 恐竜と噛合いになるシーンは必須。
 サイズ的にありえないけど、コングは人の女性にはナウシカと王蟲ではないけど、
なんらかの共感を持つ。
 人サイドに常にコングに理解を示す側と殺すしかないと思うサイドに
別れてサスペンスを盛り上げる。
 その謎の島に必ず原住民が居る。
 今回はありませんが、
 コングを文明社会に持って帰ろうとする。

 この辺を構成、再構成して映画化しているみたいですね。

 今回の髑髏島の巨神ですが、一つだけ文句を日本のアニメチックに
言うと、毎回登場する恐竜が腕だけのかなり醜くアグリーな感じでデザインされて
出てきますが、最後のコングの対決で
 こいつの大きい版との戦いだったでしょ、、。
もっとでかいのが居るってちょこっと伏線を貼るだけでもいいんだけど。
 あそこで日本のアニメだと、ゲームのラスボスじゃないですけど、
もう一体でかいのをデザインするんですけどね、、、。
 ノイエ・ジールとか、ネオ・ジオングとか、みたいに、、。
 それがね、唯一見てて残念だった。

 よく出来た映画だと思いますけど
 しかし、ちゃんとキングコングを見ようと思ったら、
悪いですけど圧倒的に綺麗にそれこそレンダリングされたピーター・ジャクソンの
キングコング2005をおすすめしますけどね、、。

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評価
☆☆☆☆。